TQMを通じた公共サービス改善プロジェクト

Project for Improving Public Services through Total Quality Management

終了案件

国名
バングラデシュ
事業
技術協力
課題
ガバナンス
協力期間
2012年2月~2017年1月

プロジェクト紹介

バングラデシュでは硬直化した公務員制度改革の一環として、公務員の総合品質管理(TQM)研修を通じた公共サービスの改善に取り組んでいます。日本は先の協力で、中央レベルの行政官のTQM研修の実施体制を整備しましたが、さらに現場レベルへのTQMの拡大が求められていました。この協力では、住民に対して多くの行政サービスを提供する郡(ウパジラ)行政レベルにおいて、TQMの実践が定着することを目指し、TQM研修の持続的改善・普及体制の整備を支援しました。これにより、同国の公共サービスの改善を図りました。

協力地域地図

TQMを通じた公共サービス改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 緑豊かな美しいバングラデシュの風景。当プロジェクトでは全国約500郡に自律的・持続的な公共サービス「KAIZEN」の浸透をはかります。 

  • TQM(総合品質管理)トレーナー育成研修では、KAIZENの実践ツールを使えるよう指導します。6つの公務員研修所に加え、各部局でもTQMトレーナー・メンターを育成します。 

  • TQM全国展開には中央の各省庁・部局からの協力が欠かせません。プロジェクトが目標とする「One Year One Project」の推進に向け、各部局長を集めたキックオフセミナーを開催しました。 

  • 郡レベルTQM研修では、公共サービスのKAIZENが、実施前・実施後を対比して、一目でわかるシートを行政官が自分で作成できるよう指導します。 

  • 真剣にKAIZEN手法の説明を受ける郡レベル行政官。農業、教育、保健、水管理、土木など、約25分野の行政官が、一緒に研修を受けます。 

  • グループワークを多用した実践的なTQM研修は、笑顔と活気にあふれています。 

  • 講師は公共サービスKAIZENのための「メンター」となり、業務の現場に出向いて行政官へアドバイスをします。 

  • 研修の直接の参加者だけでなく、同じ事務所で働く同僚や部下も含めたWIT(業務改善チーム)を結成し、業務改善に取り組みます。 

  • タンガイル郡TQM研修修了式にてベンガル語でスピーチをするチームリーダー。 

  • 1週間にわたるタンガイル郡TQM研修の修了後に、専門家チームとカウンターパートが達成感を共有しながら記念写真撮影。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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