マプト市廃棄物担当評議員、廃棄物管理・衛生局長、同局計画モニタリング部長のほか、7名のメインカウンターパートが選ばれ、第一回合同調整委員会で紹介されました。「7人の侍」と呼ばれています。
本プロジェクトに関心の高いマプト市長も参加された第一回合同調整委員会では、主にプロジェクトの紹介が行われ、多くのマスコミも取材に来ました。写真は講評を述べる那須JICAモザンビーク事務所長(当時)。
第二回合同調整委員会ではプロジェクトの進捗報告やPDM指標の議論が活発に行われました。写真は既存マスタープランと現況の違いをレビューした結果を発表するカウンターパート。
プロジェクトに参加する全てのカウンターパートのPDMの理解を含めるためワークショップを何度も開催しました。その理解を踏まえて指標の確認、見直しを行い、その結果は第二回合同調整委員会で発表されました。
プロジェクト開始当初に、カウンターパートのキャパシティを把握するためのインタビューを実施。
現場も重要なプロジェクトフィールドです。写真はマプト市郊外区域で実施されているマイクロエンタープライズによるごみ一次収集状況をカウンターパートと共に視察したものです。
市街区域では路上に設置されたコンテナに住民や事業者がごみを排出し、委託された収集業者が主に夜間に回収します。壊れたコンテナやごみの散乱も多くパイロットプロジェクトを通じて回収能力向上を図ります。
カウンターパートと共にマプト市唯一のHulene最終処分場での埋立管理の現況把握に臨みます。処分場内では危険も伴うため、警察官も同行します(列後方の2名)。
Hulene最終処分場はその許容量を超えて40年以上もごみを受け入れています。オープンダンピングで至る所でごみが燃やされています。また、多くのウェイストピッカー(カタドール)が資源を回収しています。
処分場の近くには、欧州のNGOの協力によって設立された回収されたプラスチックを洗浄、破砕し、再生プラスチック原料として売却する施設があります。3R促進のためには、これらの既存民間施設との連携が重要です。