ウランバートル市上下水セクター開発計画策定調査

Study on the Strategic Planning for water supply and sewerage sector in Ulaanbaatar City

終了案件

国名
モンゴル
事業
技術協力
課題
水資源・防災、環境管理
協力期間
2012年4月~2013年2月

プロジェクト紹介

モンゴルの首都ウランバートル市では、地方からの人口流入により都市問題が深刻化しています。人口の増加により水需要が供給能力を超えるため、水供給への対応が課題となっていました。また、同市では下水道普及率の低さや下水管網の老朽化、新市街地建設に伴う下水増加など、下水セクターにおいても様々な課題を抱えていました。この協力では、同市の上下水道に関するマスタープランの見直しや、優先プロジェクトのフィージビリティ調査の実施を支援しました。これにより、現実に沿った計画が策定され、同市の上下水道環境の改善に寄与しました。

協力地域地図

ウランバートル市上下水セクター開発計画策定調査の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2012年5月5日に行われたプロジェクトのキックオフミーティング。現地のカウンターパートであるウランバートル上下水道公社(以下、USUG)とJICA調査団とが集まり、メンバー紹介や作業方針などの基本事項の確認が行われた。 

  • 2012年6月6日に行われたプロジェクトの第1回合同調整委員会の開催風景。ウランバートル市のゼネラルマネージャーを議長として、プロジェクト全体の作業方針が討議され、了承された。 

  • 中心市街地外に広がるゲル地区では、給水所(キオスク)から給水が行われており、住民はポリタンクを持参して水を購入している。駐在するUSUGの職員1〜2名が給水バルブの開閉や料金徴収などを行っている。 

  • これまで調査が行われていなかった管径500ミリメートル以上の下水管について、自走式のTVカメラを用いた管内の劣化状況目視調査を行った。写真は、下水管内の劣化状況の目視調査に用いたTVカメラ。2004年に世界銀行の資金で購入されたもので、USUGが所有している。 

  • 写真4のTVカメラを設置するために下水道マンホールから管内に入る調査クルー。 

  • 現場分析機器を日本から持ち込み、USUGのスタッフに対してプロセス管理・評価の手法を実地指導した。2012年6月の中央下水処理場での指導風景。 

  • 日本の無償資金協力により整備されたウランバートル市の主要な水道水源の一つ。トーラ川上流の55本の井戸から1日約90,000立方メートルの井戸水をくみ上げている。遠方に見える複数の白い建物が井戸とポンプ室。 

  • モンゴル政府、ウランバートル市、USUGの7名の研修員に対して、2013年1月、2週間にわたり本邦研修を実施した。写真は初日に行われたオリエンテーションの様子。 

  • 中央下水処理場の状況(事後評価時)。処理プロセス改善は段階的に実施されている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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