包括的農業開発マスタープラン策定支援プロジェクト

Project for Comprehensive Agricultural Development Master Plan

実施中案件

国名
南スーダン
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2012年7月~2016年6月

プロジェクト紹介

国土の大半が耕作適地で、約半数が優良農地である南スーダンは、農業セクターの拡大と開発において高いポテンシャルを有しています。しかし、農民は優良種子や肥料、作物防除資材を使わないなど、未だ土着の知識による農業生産が中心で、小規模・大規模農家ともに科学的で市場志向かつ競争力が高い技術の導入が必要となっています。この協力では、包括的農業マスタープランの策定と、策定プロセスを通じた政策策定能力の強化を支援します。これにより、農業生産や食料安全保障の状況の改善に寄与します。

協力地域地図

包括的農業開発マスタープラン策定支援プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 首都ジュバのジャベル市場において、穀物と豆を販売している小売業者に対して聞き取りを行いました。仕入先、仕入れ価格、需要などを調べることは、南スーダンの農業振興計画策定の際、重要な情報となります(ジュバ)。 

  • 地方のマーケットにて、製粉サービスの状況を調査し、機械の仕様や粉挽き賃などについて確認しました(イェイ)。 

  • 乾燥キャッサバとメイズの卸業者から、仕入れ先や物流、価格、課税法などについて聞き取り調査を行いました(イェイ)。 

  • 農家の庭先で、農民から営農体系や生活状況に関する聞き取り調査を行いました(トリット)。 

  • 郡(County)の職員から、予算や行政サービスの現状、農業普及員の活動状況などにつき、聞き取り調査を行いました(ルンベック)。 

  • 西バハルアルガザール州における農家調査。地域で用いられている農法や作付け計画の調査に加え、食糧事情について聞き取りを行いました。備蓄食糧の減る端境期にどのようにやり繰りをしているのか知ることは、食糧安全保障への取り組みを計画する上でとても重要です(ワウ)。 

  • 現地調査準備ワークショップでは、カウンターパートから活発な意見が出され、現地調査のワークプランと実施予算書が作成されました(ジュバ)。 

  • 5つの活動分野(作物、林業、畜産、水産、組織強化)ごとにチームを編成し、現地調査準備のためのワークショップを行いました。各チームは、調査地の選定、調査日程、移動手段などについて話し合いました。写真は水産チームのミーティング風景(ジュバ)。 

  • 農業資材販売業者の展示圃場。多くの人々が訪れる教会の敷地内に設置し、優良種子や新しい品種を沢山の人々に見てもらうように努力しています。農業を振興するには、民間業者の力も大切です(イェイ)。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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