公衆衛生工学局総合能力強化プロジェクト
Project for Improvement of Comprehensive Management Capacity of Department of Public Health Engineering on Water Supply
実施中案件

- 国名
- バングラデシュ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2014年12月~2018年11月
プロジェクト紹介
バングラデシュでは、水に由来する感染症の発症を防ぐため表流水の利用から、1970年代以降急速に地下水への転換が進められましたが、1993年に地下水のヒ素汚染が発見、更に2000年以降の過度な地下水への依存による地下水源の枯渇が問題となっており、地下水にのみ依存しない水源開発などが急務となっています。これまで、都市上下水道公社に対し経営効率改善、上水道施設整備、無収水対策など、農村部では公衆衛生工学局(DPHE)に対し、ヒ素汚染対策や水質検査能力強化などを支援してきましたが、大都市圏以外の上下水道整備を担うDPHEの総合的な能力向上が、開発事業効果の発現や持続性の確保に重要な課題である点が指摘されてきました。この協力では、DPHEの総合管理能力の向上を支援します。これにより、同国の村落・地方都市での上下水サービスの質の向上に寄与します。