首都ビエンチャン都市水環境改善プロジェクト

Project for Urban Water Environment Improvement in Vientiane Capital

終了案件

国名
ラオス
事業
技術協力
課題
環境管理
協力期間
2014年10月~2017年10月

プロジェクト紹介

ラオスのビエンチャン市では、近年の急速な経済開発に伴う生活水準の高度化や、人口の増加、大型インフラの整備による都市域の拡大などにより、都市域からの生活排水の水質の悪化、水量の増加が生じ、同市内の衛生環境の悪化や、それらが流入する河川などの自然浄化機能の低下への影響を増大させています。この協力では、汚水処理に必要な環境に配慮した施設の計画・設計能力の強化、水環境管理に関する法規法令の運用能力の強化、市民の環境意識の向上などを支援しました。これにより、同市の汚水処理を中心とした水環境管理のための組織・制度の枠組みの強化を目指しました。

協力地域地図

首都ビエンチャン都市水環境改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 関係機関の職員やカウンターパートの初顔合わせとなったキックオフミーティング(プロジェクトダイレクターが議長を務めた)の様子 

  • 各関係機関から参加したカウンターパートが活発に意見を述べ真剣な議論がされている毎週木曜日開催の定例会議の活動の様子 

  • 市内を流れているクアカオ水路の汚濁状況を視察する各カウンターパートや専門家 

  • 市内の水路の橋の上で、現在の位置を確認しているカウンターパートや専門家 

  • 殆ど未処理の生活排水や不十分な処理の腐敗槽からの上澄水が流れこんでおり、乾期で水量も少ないことから水棲植物が繁茂している市内の水路状況 

  • 各家庭からの汚水が殆どそのまま小水路に放流されており勾配が緩いことから、汚水が滞留し蚊の発生場所となっている市内の小水路状況 

  • 市の郊外にあり、自然浄化力により水質もかなり改善していることがわかるアジア開発銀行(ADB)の資金で三面張りに改修された水路状況 

  • 2011年のJICAのマスタープラン策定時にパイロットプロジェクトとして設置されたトンカンカム地区の簡易型汚水処理施設(DEWATS)の処理状況を確認するカウンターパートと専門家 

  • 首都ビエンチャン管理局VCOMSが主導して作成し、認可された首都ビエンチャンの家庭用汚泥管理に関する規則 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。