“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全プロジェクト
Project for Biodiversity conservation in Amazon based on a new concept of "Field Museum"
終了案件

- 国名
- ブラジル
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 自然環境保全
- 協力期間
- 2014年7月~2019年7月
プロジェクト紹介
アマゾン川最大の支流に位置するブラジルのアマゾナス州の州都マナウスは、多様で貴重な自然環境があり、多くの国立公園や保護区が隣接している一方、急速な都市の拡大により自然環境が喪失しています。熱帯林の急速な破壊や劣化による生物多様性の大規模な喪失をいかにくい止め、地域社会の持続可能な発展を図るかが、地球規模の緊急課題となっています。この協力では、ネットワーク型フィールドミュージアムの構築や、持続的な地域作りを推進する自立的運営・活用組織の構築などを支援しました。これにより、フィールドミュージアムを核とする都市型ヒトと自然の共生モデルが他地域にも普及し、世界の生態系・生物多様性保全に貢献しました。
【上位目標】
アマゾンフィールドミュージアムがプロジェクト終了後もINPA及び関係機関によって拡大され、またフィールドミュージアムの概念が、大都市とその近郊の自然地域における人と自然の調和の取れた共生のモデルとしてアマゾンフィールドミュージアム以外の他の地域に広まる。
【プロジェクト目標】
アマゾンを代表する生物・生態系の科学的研究成果に基づいた環境保全活動の核となるフィールドミュージアムがマナウス周辺において構築される
【結果】
1)対象地域の代表的生物・生態系の研究・保全が新規に開発された手法によって促進される。
2)フィールドミュージアムのコンポーネントが構築され、研究・環境教育・研修・保全のためにネットワーク化される。
3)フィールドミュージアムの運営プログラム及びマネジメントシステムが構築される。