ダルエスサラーム送配電網強化計画

タンザニアのダルエスサラーム市は、同国経済の中心地であり、近年の経済成長に伴い電力需要が急増し、送配電・変電施設の整備が急務となっています。特に同市では、全国平均以上に電力需要が拡大しているにもかかわらず既存送配電設備容量が不足しており、設備の老朽化も加わって電力供給状況は非常に不安定で、より深刻な状況となっていました。この協力では、同市において、配電用変電所新設3ヵ所、既存の配電用変電所増強2ヵ所、配電線の新設や送電線の増強を支援しました。送配電網の供給能力の改善を図ることにより、同地域の住民や公共施設に対する電力供給の量および安定化に寄与しました。