サカバ市役所での早朝勉強会

「忙しいけれど早朝の時間を使ってでも学びたい。」
こう熱く語ったのはサカバ市役所環境部の職員でした。そしてGIACはこの熱意に応え、隔週金曜日の早朝に勉強会を始めました。

この勉強会では、汚染負荷量といわれる科学的な根拠に基づく汚染評価手法によって、ロチャ川の水質目標を達成するために必要な汚染対策の計画および評価を実務的に実施できるようになることを目指しています。これは「水質総量削減制度」という、日本の環境省によるガイドラインをベースとしており、現地の状況に合わせて手法をアレンジしています。

第1回目はサカバ市役所環境部の総勢13名全員が参加し、具体的なデータを使った計算に取り組み、積極的な質疑も行われました。
今後、10回程度に分けて一歩ずつこの評価手法を共有していく予定です。

ロチャ川流域では、まだどの市役所でもこの汚染評価手法を実施できていないので、このサカバ市役所環境部が一つの好事例となり、そして他の市役所への共有を通じて、ロチャ川流域全体に広がることを期待しています。
プロジェクトは引き続き、現地職員の実務的な能力強化に取り組んでいきます。

【画像】

サカバ市役所環境部の職員へのロチャ川流量計算の研修の様子