コチャバンバ都市圏市役所向けの水質機器校正の実務研修

ロチャ川の水質モニタリングでは、フィールドにて携行水質機器を使用します。しかし、その機器が適切にメンテナンスされていないと、正しいデータを取得することが出来ません。
機器メンテナンス向上にあたって、GIACは座学による勉強会のみならず、実務を通じた実習的な取り組みを重視しています。それは技術的な知見や経験は、実務を通じて身に付くからです。

GIACはコチャバンバ県庁とともに、都市圏市役所による年2回のロチャ川水質モニタリングの実施前に、市役所の職員に対して水質機器のメンテナンス(校正)の実務研修を行っています。
今回は、乾季(5月~10月)の水質モニタリング用の水質機器校正の実務研修として、都市圏6市役所(サカバ市・コチャバンバ市・コルカピルワ市・キリャコリョ市・ビント市・シペシペ市)から各2~3名の技術職員が参加し、GIACのサポートを受けながら各々の機器校正を行いました。

ロチャ川の水質モニタリングにはまだ多くの課題がありますが、GIACは現地の課題を現地の職員の視点で把握しながら、科学的根拠となる水質データ取得の実施体制の強化に、地に足をつけて取り組んでいきます。

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県庁水質ラボでのコチャバンバ都市圏市役所職員による水質機器校正実習の様子