ポカラ上水道改善計画

The Project for Improvement of Water Supply in Pokhara

実施中案件

国名
ネパール
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
水資源・防災
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2017年2月~(2017年2月~2026年2月)
供与額
48.13億円

プロジェクト紹介

ネパール西部に位置するポカラ市は、ネパール第二の都市として人口25万人(2011年)を抱え、年間約23万人(2010年)の観光客が訪れる同国最大の観光都市です。しかし同市では、水道サービスにおいて適切な上水処理や塩素注入が行われておらず、地域によって給水頻度が異なるなどの課題を抱え、早急な対応が必要です。この協力では、同市の水供給量の増加と水質改善を通じた給水サービスの向上を目的に上水道施設の整備を行います。これにより、同市住民の生活環境の改善を図り、持続可能で均衡のとれた同国の経済成長に寄与します。

協力地域地図

ポカラ上水道改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • Mardi川より漂流(水)を取水し、直径400ミリメートルと直径500ミリメートルの導水管2本で配水池へ自然流下により導送水している。 

  • 容量4000立方メートル。Mardi川からの導水を受け、市内に配水している。 

  • 写真左手の土地。Mardi川とSeti川の合流地点より下流側の高台部分に浄水場(41,000 立方メートル/day)を建設する。取水口から近く、新旧の導水管が付近に埋設されており両方からの導水を処理可能。 

  • 2012年4月の洪水により流出したが(赤い箇所が流出した水管橋の橋足)、寄付により高さを上げて修復。 

  • ネパール製の400ミリメートルPDE管により修復されている。 

  • 250立方メートルの水槽からポンプアップし、近隣へ6時間/日配水している。容量は450立方メートル。 

  • 限られた給水時にタンクに水を貯水し、使用している。 

  • 飲料・料理用水はセラミックフィルターでろ過している。 

  • NWSCからの配水が無いため、住民で共同で井戸を掘削し、井戸水を貯水・使用している。飲料用にはペットボトルを使用。 

  • ポカラ市内では写真のような共同水栓が随所に見られた。NWSC所有のものと住民等が所有するものがある。 

関連情報