北部州酪農開発プロジェクト

Dairy Development Project in Northern Province

実施中案件

国名
スリランカ
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2019年3月~2024年9月

プロジェクト紹介

スリランカにおいて酪農は、2017年の乳生産量が国内需要の45パーセント(約384万トン)で、多くを輸入に頼っていることから、生産性向上が優先課題です。中でも紛争の影響を受けた北部州の、特に貧困層の小規模農家にとって、総所得に占める畜産業の割合は高い状況です。しかし、酪農家の多くは僻地に点在し、小規模で粗放的な酪農を行うため乳量と品質が低く、また集乳環境にも課題があり、生乳買取価格は安価です。加えて、州内の公的機関では獣医・畜産技術者が不足し、僻地の酪農家は適切な指導が受けられない状況にあります。この協力では、同州5県において、獣医・畜産技術者の能力向上とともに、政府サービスが行き届かない地域では民間畜産技術者の育成を図ります。対象地域の酪農家が獣医・畜産技術指導を受けやすくなり、生産性が改善されることで、酪農の発展と生計向上に寄与します。

協力地域地図

北部州酪農開発プロジェクトの協力地域の地図

協力現場の写真

  • 北部州で飼養されている乳牛 

  • エクステンション方式の酪農家による搾乳の様子 

  • 酪農家が出荷した生乳を計量する集乳所の女性 

  • 集乳所へ生乳を持ってくる酪農家への聞き取りの様子 

  • 酪農家に対する聞き取り調査 

  • 酪農家が牛乳から加工したギー(バターオイル) 

  • 牛乳から加工されたカードに蜂蜜をかけたデザート 

  • 第1回JCC会合(Joint Coordinating Committee) 

  • カウンターパートの州畜産局長との協議 

  • 稲わらを貯蔵して飼料として有効活用している農家 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。