地方省局長・副局長級幹部(Local Leaders)対象の訪日研修を実施

2023年6月18日から29日にかけて、地方省の機関に属する局長・副局長級の幹部行政官計20名を対象に、東京と郡馬にて計12日間の訪日研修を実施しました。

日本側協力機関として、政策研究大学院大学(GRIPS)及び日本国際協力センター(JICE)に受入いただき、グッドガバナンス、産業・経済構造の近代化、リーダーシップ・マネジメントの3本柱に加え、日本の地方自治制度、地方公務員制度、地方自治体でのDX推進など参加者にとって関心の高いテーマについての講義と視察を実施しました。

本研修総括を務めていただいたGRIPS高田副学長を筆頭に、各分野を代表する教授陣による講義・意見交換は研修参加者にとって極めて有意義で、本研修の目的である、行政改革の推進および新しい社会経済モデルの構築について、ほぼ全員が参考となる知見を得られたと高評価でした。

また本研修では、日本側関係者(政府、経済界、学界)との意見交換を通じた人的・組織的ネットワークの構築も目的としており、講義中の意見交換に加えて、地方視察先として訪問した群馬県でも、群馬県庁や前橋市役所、ベトナムと関係のある企業訪問を通じ、群馬県とベトナムとの連携事例や多文化共生についての理解を深めました。

研修員からは、講義や視察を通じ、日本の自治制度や地方分権にかかる国と地方自治体との適切な役割分担が理解できた、帰国後には公務員制度の合理化や公務員の意識向上のための提案をしたい、といった積極的な意見が聞かれました。

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GRIPS高田副学長を囲んでの記念撮影

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講師を務められた西原文乃准教授(立教大学)(右)にお礼を伝える研修員

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ベトナム人を多数雇用している企業も見学、意見交換を実施