中等学校整備計画

レソトでは、初等教育の無償化政策により中等学校に進学する対象者が増加していますが、小学校1,444校に対して中等学校数は340校（2014年時）しかありません。同国政府は民主的で平和な安定した国家造り、経済的な繁栄のために教育開発を最重要項目として挙げていますが、国の教育予算の大半が人件費にあてられており、施設整備のための予算は十分ではありません。この協力では、重度障害をもつ生徒を受けて入れている中等学校4校に対し、これに配慮したバリアの少ない教育・寄宿環境を整備します。これにより、包摂的な学習環境の向上を図り、人材育成と社会的基盤の強化に寄与します。