第1回州レベルMENUコーディネーション会議に参加しました!

食糧安全保障・栄養に関わる技術事務局(SETSAN)は、JICAと共同で、2021年11月30日に第1回州レベルMENUコーディネーション会議を開催しました。この会議は、栄養のためのマルチセクトラルアプローチの促進を目的としています。

栄養のためのマルチセクトラルアプローチとは、医療・保健分野からの支援だけではなく、農業や水・衛生分野からの支援を、分野を超えて共同することが、人々の栄養状態の改善に大きく貢献することから、大変重要視されています。

モザンビークでは、マルチセクトラルアプローチを目指し、MENUプログラムを実施しています。MENUとは、"Multi-sectoral Enhancement for Nutrition Upgrading"の略称であり、モザンビークの農業省、保健省、公共事業・住宅・水資源省と、JICAが共同して実施しているプログラムです。
ニアッサ州の住民の栄養状態の改善のためのマルチセクター連携を促進することを目的とし、前述の3つの省庁が共同して活動を進めています。

今回の会議では、ニアッサ州の農業、保健、水・衛生分野で進行中のJICAプロジェクトが紹介されました。3件のプロジェクトのコンセプトと、進捗状況についてプレゼンテーションが行われ、他省庁での活動を知る良い機会となりました。
ProNUTは母子健康手帳の開発と普及による、医療従事者の能力強化を担当していること、また農業省のプロジェクト、水・衛生省との共同を期待していることを発表しました。