Para州Altamiraでの3回目の現地調査を実施しました(2024年3月)

2023年10月に現地調査を実施したPara州Altamiraにおいて3度目の現地調査を実施しました。今回はJJ-FASTによる雨季の森林変化検出の状況を確認するため、2024年3月12日にALOS-2により観測されたデータにより検知された森林変化地点の現地検証を実施しました。乾季や例年の雨季に比して森林変化検出が少なく、小面積のものなども含め、17か所を事前に選定していましたが、現地の道路事情などから実際に調査を実施できたのは6ヶ所プラス過去に調査を行った地点の追跡確認1ヶ所となりました。昨年の森林伐採件数は大きく減少したという報道がなされていますが、この雨季についても、2022年と比較し、伐採件数は減少しているような印象を受けました。確実に伐採を検出できた地点や新しい森林の劣化状態の地点を検出していた一方、現在の検出アルゴリズムにおいて課題となっている、大規模な降雨により発生した湿地状の地点における誤検出も確認できました。調査結果は整理の上、各チームに共有し、システムの精度向上に活用していきます。

【画像】

伐採が確認された地点

【画像】

ドローンによる現地確認

【画像】

伐採され搬出された木材