第2期生・卒業研究中間報告会/ホンジュラス国立自治大学(UNAH)修士課程「国際協力と開発プロジェクト運営管理」プログラム (MCIGPD)

2022年9月末に修士課程プログラムにおける全講義を受講し終えたMCIGPD第2期生(2021年2月入学)の大半が、2023年4月~5月にかけて卒業研究の中間報告会を実施してきました。中間報告会では、各学生がMCIGPDコーディネーター教員2名に対して卒業研究の概要・進捗等を提示し、今後の取り組みに係るコメント等を受けることになっています。

ところで、ホンジュラスの修士課程では、プログラムの全講義終了後から修士論文に当たる卒業研究を開始することが通例となっています。そのため、卒業研究への取り組みには、学生の高い自主性が求められるプログラムになっており、多くの学生が卒業研究を完了しない、そもそも着手しないといった状況が見受けられています(UNAH社会科学部修士課程における修了率は50%未満)。

このような状況下、本プロジェクトでは、MCIGPDの卒業研究に関連する規定・方針、指導体制等について情報収集および分析を実施し、カリキュラム改訂案において卒業研究への効果的な取り組みを提案しております。具体的には、入学時からの段階的かつ計画的な卒業研究の実施、同研究の進捗に対する単位の導入等です。

今後、本プロジェクトでは、MCIGPD第3期(2023年3月開講)における卒業研究の取り組みを通じて、MCIGPDコーディネーターを中心としたホンジュラス側カウンターパート等と協働して詳細な課題や到達目標を検討し、プログラムマネジメント能力の強化を行っていく予定です。

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MCIGPD第2期生(社会人学生)による卒業研究についての中間報告

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学生による中間報告を受け、MCIGPDコーディネーターよる コメント・助言等の提示