新たな卒業研究への取り組み

ホンジュラス国立自治大学(UNAH)修士課程「国際協力と開発プロジェクト運営管理」プログラム(MCIGPD)では、必須科目は履修するものの、卒業研究(修士論文)が完了せず修士号を取得できない学生が多いことが大きな課題となっています。
このような状況を改善するため、本プロジェクトでは、入学直後から卒業研究指導を行い、全ての学生が卒業研究を提出して修士号を得られる新カリキュラムを作成しました。現行のMCIGPD第3期では旧カリキュラムで課程が進められていますが、第4期で導入見込みである新カリキュラムでの卒業研究指導の試行を目的として、2023年8月21日~25日にかけてMCIGPD第3期生による卒業研究のテーマ決定に対する指導を行いました。
熱のこもった第3期生からのプレゼンテーションに対して、本プロジェクトメンバーである日本の大学教員、植木先生、幡谷先生、佐崎先生(以上、上智大学教授)、狐崎先生(専修大学教授)もまた熱心に応え、第3期生のこれからの卒業研究への道筋を明示しておられました。
好評を得た今回の卒業研究発表・指導の機会をふまえ、本プロジェクトチームではUNAH/MCIGPD教職員と協力し、中間報告会の開催を検討しています。

MCIGPDコーディネーター、指導教官と日本側専門家との卒業研究の取組に係る検討会議

MCIGPDコーディネーター、指導教官と日本側専門家との卒業研究の取組に係る検討会議

MCIGPD学生による卒業研究テーマ(案)の報告

MCIGPD学生による卒業研究テーマ(案)の報告

日本側専門家である大学教授陣からのコメント・質疑応答等による学生への指導

日本側専門家である大学教授陣からのコメント・質疑応答等による学生への指導

今回最終日講義後のMCIGPDコーディネーター、学生、日本側専門家との集合写真

今回最終日講義後のMCIGPDコーディネーター、学生、日本側専門家との集合写真