現地業務を開始しました!

2022年3月末、プロジェクトチーム(日本人専門家)による現地ホンジュラスでのプロジェクト活動を開始しました。

本プロジェクトは2021年2月に開始しましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて、カウンターパート機関(C/P)であるホンジュラス国立自治大学(UNAH)の構内活動が制限されていたことから、日本からの遠隔でのプロジェクト活動の実施となっていました。

約1年に及ぶ遠隔でのプロジェクト活動の実施は、時差の影響や、遠隔でのコミュニケーションの難しさもあり、プロジェクトチームの現地での活動は、ようやく念願が叶ったことになります。(日本とホンジュラスでは、なんと15時間もの時差があります!会議の時間設定ですら困難です。)

本プロジェクトでは、ホンジュラス国立自治大学(UNAH)の「国際協力と開発プロジェクト運営管理」修士課程プログラム(MCIGPD)を対象に下記の3つの活動を実施します。それらの活動によって、ホンジュラスにおける社会経済開発事業を担う人材育成の改善を図り、社会経済開発事業の効果的・効率的な実施に資するプロフェッショナルな人材の輩出に寄与することを目指します。
1)MCIGPD/UNAHのカリキュラムが再構成される
2)MCIGPD/UNAHのプログラムの質が向上し、プログラムマネジメント能力が強化される
3)教育・研究水準の向上を目指し、MCIGPD/UNAHと日本の大学をはじめ、外部組織との交流が促進される
なお、本プロジェクトは、上智大学及び専修大学の教員(4名)と、開発コンサルタント(4名)で構成されている日本側チームが、MCIGPD/UNAH側C/Pチームと協力し、活動に取り組んでいます。

今回の現地活動では、これまでの遠隔活動では難しかった問題・課題事項について、対面会合の機会を設けて密な議論に取り組むことができました。とりわけ、今回の現地業務に先立ち、日本側チームによって取りまとめていたMCIGPD第3期の開講に向けた「カリキュラムの再構成」に資するカリキュラム改善点や新カリキュラム(案)に係る提言等について議論を深めました。現在、それらの議論をふまえ、新カリキュラムの作成・導入に向けたプロジェクト活動に取り組んでいます。

プロジェクト目標の実現に向けて、UNAH側C/Pおよび日本人専門家のプロジェクトチーム一同は、ホンジュラス社会経済の期待に応えられるような活動に取り組んでいきたいと思います!

UNAH大学キャンパス

UNAH大学キャンパス

UNAH側C/Pとの会合

UNAH側C/Pとの会合

UNAH側C/Pとの会合

UNAH側C/Pとの会合