さよならストゥントレン、さよならプノンペン、そしてさよならSNRM

「過去2年間の滞在中、ご協力いただきまして誠にありがとうございました」9月24日、州森林局(FAC)スタッフにそう言うと、プロジェクトの現地プログラム・アシスタントのSocheata氏はオフィスの鍵を手渡し、最後にドアを閉め、プノンペンに向け8時間の長旅に出発しました。すでにSNRMプロジェクトのアシスタントとストゥントレン州の州環境局(DoE)、FAC等の地方政府職員との間で別れの挨拶は交わされており、この日がJICA長期専門家チームがストゥントレン州の常設事務所に滞在する最後の日となりました。短期専門家は引き続きストゥントレン州で活動を続けるため、ストゥントレン州政府の配慮により、FAC内でのドローンならびに画像分析機器の運用・維持にあたって、短期専門家チームはFAC内のオフィススペースを継続的に使用することができる予定です。

さて、第4回合同調整委員会(JCC4)会議が、9月15日、プノンペンのサンウェイホテルで開催され、プノンペン、ストゥントレン両市のプロジェクトマネジメントユニット(PMU)のメンバー16人が集まり、在カンボジア日本大使館、JICA本部及びカンボジア事務所、FAO、CI、RECOFTCなどの開発パートナーからの来賓を迎え、連帯感を示して成功裏に閉幕しました。参加者からは、過去 3 年間の SNRM の実績と、短期専門家チームが実施する延長期間の成果に対する期待の声が上がりました。

長期専門家の2名は離任予定だったため、 第4回JCC終了後、業務の総仕上げ作業を行うことになりました。上記、ストゥントレンでの別れもその一つです。プロジェクトの主要な業務の最終段階が矢のように進んでいきました。 最後の月例会議は2023年10月9日にプノンペンとストゥントレンを結んで開催されました。 FAを代表してプロジェクトディレクターのPonika氏、環境省を代表してプロジェクトマネージャーのSontara氏が出席しました。前月のプロジェクトの成果は、JICA専門家、FA、MoE、ストゥントレンのFACとDoEの代表者らによって確認され、残された課題の将来的な解決が求められました。

10月12日、JICA長期専門家の五関氏と飯山氏がプノンペンにてプロジェクトアシスタントのSothira氏、Socheata氏、Chhuong氏の3名と、また短期専門家チームの古谷氏、Ly氏の全員と顔を合わせました。 午前中に森林局へのプロジェクト車両の引き渡しが行われました。この車両は、プロジェクト期間中、現場活動のためのプノンペンとストゥントレンの間の移動や現場活動で長期専門家チームメンバーに安全で快適な居場所を提供してくれました。プロジェクト車両を利用したFAによるSNRMプロジェクトへのさらなる貢献を期待いたします。

最後に、長期専門家チームからの最後のメッセージです。「私たちは長期専門家チームとして 3 年間働いてきましたが、短期専門家チームよりも少し早くここを離れることになります。 しかし、これからの一年間、残された短期専門家チームによるSNRMプロジェクトの更なる成功を期待します。」

「さよなら、さよなら、さようなら!! サヨナラ、サヨナラ、オックンチュラン(ほんとうにありがとう)!!」

第4回合同調整委員会(JCC4)におけるフォトセッション

第4回合同調整委員会(JCC4)におけるフォトセッション

第4回JCCにおける会議の状況

第4回JCCにおける会議の状況

最終月例会議の状況2023年10月9日

最終月例会議の状況2023年10月9日

終月例会議における参加者スクリーンショット

終月例会議における参加者スクリーンショット

10月12日のプロジェクト車両の森林局への引き渡し

10月12日のプロジェクト車両の森林局への引き渡し

SNRMプロジェクト送別フォトセッション(長期専門家チームと短期専門家チーム)

SNRMプロジェクト送別フォトセッション(長期専門家チームと短期専門家チーム)