サムットサーコーン県において交通安全対策検討のワークショップを開催しました。

2023年6月に、本プロジェクトの成果2の安全な道路対策の検討・実施の能力向上を目的に、第3年次のパイロット県であるサムットサーコーン県において、運輸省国道局(DOH)の本部、地方事務所、Highway Bureauの職員や国家警察(RTP)、内務省災害防止軽減局(DDPM)、その他関係機関を対象に、交通安全対策検討のワークショップを開催しました。ワークショップでは、JICA専門家から事故データに基づく事故対策検討の考え方と一連の流れについて紹介し、その後、3グループに分かれ、グループワークにより、1)交通事故データの分析、2)分析結果に基づく事故特性や危険行動の抽出、3)事故対策案の検討を行い、検討結果を各グループが発表しました。
グループワークにより事故データに基づく効果的な事故対策検討の経験を積むことができました。今後はDOHの本部と地方事務所主導により各地でこのような事故多発地点の要因分析と対策検討を進めていくことが期待されます。

JICA専門家によるプレゼンテーション(交通事故対策検討の考え方)

JICA専門家によるプレゼンテーション(交通事故対策検討の考え方)

事故対策検討に取り組むグループワーク

事故対策検討に取り組むグループワーク