高栄養価作物キヌアのレジリエンス強化生産技術の開発と普及

The Project on strengthening of resilience in arid agro-ecosystems vulnerable to climate change, through research on plant resources and technological applications

実施中案件

国名
ボリビア
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2021年6月~2026年5月

プロジェクト紹介

ボリビアのアルティプラノ地域は、ペルー、チリ、アルゼンチンにまたがる標高約4,000メートルの高原で、乾燥塩類土壌、強風、長期間の干ばつや降霜など極端な気候条件にある乾燥地域です。キヌアは、この地域で栽培可能な数少ない作物であり栄養価が高いことから、キヌア栽培とリャマなどの家畜の放牧が、同地域の人々の食料及び栄養の確保と現金収入に欠かせないものとなっています。しかし、近年の気候変動に加え、無分別な機械化の導入などにより、伝統的な栽培システムが変化し、また、無計画な農地拡大によって土壌侵食や劣化などの深刻な問題が引き起こされています。この協力は、同地域において、気候変動に対応するための科学研究や応用技術に基づいたキヌアの植物資源の効率的な利用により、キヌア栽培を中心とした同地域の農業生態系のレジリエンス強化と持続的管理のための技術開発・推進を図り、同地域の農業生態系のレジリエンスと持続可能性の強化に寄与します。
(注)レジリエンス:気候変動等の環境変化にうまく適応できる能力という意味

協力地域地図

高栄養価作物キヌアのレジリエンス強化生産技術の開発と普及の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 土壌浸食の危機に瀕するキヌア休閑地の調査(写真提供:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)) 

  • ウユニ塩湖を臨む過酷環境下で栽培されるキヌア(写真提供:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)) 

  • キヌア生産農家への聞き取り調査(写真提供:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)) 

  • ウユニ塩湖畔のキヌア圃場でキヌア残渣を食べるリャマ(写真提供:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)) 

  • ウユニ塩湖畔のキヌア圃場での調査(写真提供:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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