第2回ハザードマップ作成トレーニングを首都マプトで実施-各州からもオンライン参加で全土を繋いだハイブリッド研修-

本プロジェクトでは、「ハザードマップを踏まえた避難計画の作成」が成果目標の一つとして挙げられています。カウンターパート機関であるCENOE(INGD国家災害緊急対応センター)には、ハザードマップの作成やその判読、ハザードマップを踏まえた避難計画の作成といった能力や経験がこれまで十分ではありませんでした。このため、2019年に実施した第1回テクニカルトレーニングは、ハザードマップを作成する際に必要な地形図作成、対象とすべきハザードの理解を深めることを目標に実施しました。今回の第2回テクニカルトレーニングでは、痕跡調査を通じた被災状況分析からハザード分析、ハザードマップを作成・策定するまでの一連の流れに沿った実践的な内容での研修を実施しました。今回は首都マプトで開催したトレーニングに、他10州からのCENOE職員もオンラインで参加し、総勢約20名のハイブリッド研修となりました。

現地調査からハザードマップ策定までのプロセスの理解

トレーニングでは、プロジェクトからCENOE職員に向けて、現地調査の重要性について説明するとともに、被災状況分析及びハザード分析の手法を紹介しました。それに基づくハザードマップの作成と活用のプロセスについて、参加者の理解を深めるための講義を行いました。参加者がより理解しやすいよう、サイクロンイダイやモザンビークにおける過去の災害を事例として取り上げたところ、オンラインで参加したモザンビーク各州の職員からは、各地の状況に即したコメントや積極的な質問も寄せられました。今後、本トレーニングで学んだ点を意識して、ハザードマップの策定や災害対策に活かしていきたいといった声を聞くこともでき、充実した研修となりました。

研修初日:痕跡調査等を通じた被災状況分析(マプト、11月2日)

研修初日:痕跡調査等を通じた被災状況分析(マプト、11月2日)

研修2日目:ハザード分析(マプト、11月3日)

研修2日目:ハザード分析(マプト、11月3日)

研修3日目:ハザードマップ作成(マプト、11月4日)

研修3日目:ハザードマップ作成(マプト、11月4日)

研修4日目:ハザードマップの策定(マプト、11月4日)

研修4日目:ハザードマップの策定(マプト、11月4日)

研修4日目:ハザードマップの策定(マプト、11月4日)

研修4日目:ハザードマップの策定(マプト、11月4日)

研修4日目:研修受講者(オンライン参加者含め)とともに(マプト、11月5日)

研修4日目:研修受講者(オンライン参加者含め)とともに(マプト、11月5日)

参考にご紹介した江戸川区のハザードマップを手に記念写真(マプト、11月5日)

参考にご紹介した江戸川区のハザードマップを手に記念写真(マプト、11月5日)