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持続的森林管理・景観回復による森林セクター強化及びコミュニティの気候変動レジリエンスプロジェクト

Project for Strengthening Forestry Sector Development and Community Resilience to Climate Change through Sustainable Forest Management and Landscape Restoration

実施中案件

国名
ケニア
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2022年2月~2027年1月

プロジェクト紹介

ケニアでは、長期経済計画「Vision2030」(2008年)において、森林は、一次産業を支える重要セクターのひとつとして位置づけられています。しかし、人口増加や社会開発、農業を含む土地利用変化や非持続的な利用、ガバナンスの不足により、毎年約5.2万ヘクタール(2010~2018年)の森林を失っており、この傾向は特に国土の8割を占め、薪炭需要の高い乾燥・半乾燥地(ASALs)で顕著です。これに対し、同国政府は、主要5地域の流域保全、植林や森林再生、森林減少・劣化の抑制を通じ、憲法で定められている樹木被覆率(tree cover)10パーセントやVision2030の達成に向けた取組を政策及び実施の両面で進めてきました。目標としていた樹木被覆率10パーセントは2021年に達成され、現在では、2032年までに樹木被覆率30パーセントという新たな目標が掲げられています。
また、気候変動への対応については、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の批准国としての気候変動緩和・適応に関する「国が決定する貢献(NDC)」(2020年改訂版)において、2030年までに対策を行なわない場合に比較して32パーセントの排出削減を約束しています。
この協力では、主に半乾燥地を対象とした政策強化、コマーシャル・フォレストリー推進及び林木育種を行うことにより、ケニア関連機関の持続的森林管理、景観(ランドスケープ)回復、気候変動緩和・適応を促進するための能力強化を図り、同国が目指す新たな樹木被覆率の達成・維持のための取組促進に寄与します。さらに、地域協力も進め、サブサハラ・アフリカ地域の森林・気候変動分野の取組促進にも貢献します。

協力地域地図

持続的森林管理・景観回復による森林セクター強化及びコミュニティの気候変動レジリエンスプロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 合同調整委員会 

  • コンポーネント4の詳細活動計画策定ワークショップ 

  • プロジェクト活動計画会策定ワークショップ 

  • プロジェクト活動計画に関する関係機関との意見交換会 

  • NGOが支援したメリア植林地 

  • パイロット・カウンティ選定のための現地調査(Nyeri County) 

  • UNFCCC COP27におけるJICA共催サイドイベント「衛星観測は森林のモニタリングと管理をどのように向上させることができるか?」(写真提供:Faith Mutwiri) 

  • UNFCCC COP27におけるJICA共催サイドイベント「森林と景観回復を通じたNDC実施の加速のためのアフリカにおけるREDD+への資金供給」 

  • 農家にメリアの枝打ち方法を指導するカウンターパート 

  • 国連砂漠化対処条約第27回条約国会議、コートジボワール 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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