第4回合同調整委員会(JCC)を開催しました

2024年1月16日、ダルエスサラーム市において、合同調整委員会(JCC:Joint Conditioning Committee)の第4回会議が開催されました。会議の議長(代理)は、PO-RALG(大統領府地方自治省)のMativila副事務次官が務めました。なお、同月に本プロジェクトのProject Directorを務めるDART(ダルエスサラーム高速交通公社)の総裁が交代となりました。今回の会議には、Athuman新総裁、Mhede前総裁も出席されました。

2022年7月18日に第1回会議を開催して、プロジェクト期間の約半分に相当する1年半が経過しました。この期間中、3つのテーマに分かれてサブ・テクニカルワーキンググループにて議論を重ねてきました。今回の会議では、これらのワーキングの成果である「TOD戦略(第二次案)」、「ゲレザニ駅周辺開発コンセプトデザイン(最終案)」、「サバサバ駅周辺開発コンセプトデザイン(最終案)」、「TODガイドライン(第二次案)」について進捗共有がなされました。

TODは、ダルエスサラームにおける交通政策と土地政策・都市開発事業が相互にリンクしながら進められる必要があります。本プロジェクトの期間中そして終了後に、適切なTODに関する調整メカニズムが機能するよう、新たな体制の提案・議論も開始されました。今後は、ダルエスサラーム州政府機関内に新たなTODに関する調整委員会を設立することも念頭に置きつつ、体制の具体化が図られることになりました。

今年5月には政府関係機関のカウンターパートが参加して本邦研修が実施されます。昨年9月の第1回目の研修は首都圏が対象でしたが、今回の第2回目は関西圏が主対象となります。TOD事例を通じたPPP研修、有識者や行政機関や本邦企業等との講義・ディスカッションが行われる予定です。

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会議の様子:出席者によるディスカッション

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会議の様子:出席者によるディスカッション