第3回合同調整委員会が開催されました

2023年6月12日、本技プロのProject Directorであり本委員会の議長である Munibur Rahman氏 (ダッカ首都警察(DMP)のAdditional Commissioner (Traffic)(日本の警視庁交通部長に相当)の呼びかけで、第3回合同調整委員会(JCC)が開催されました。
以下の各成果進捗及び本邦研修の報告と広報活動について、DMPが中心となり発表を行いました。

成果 1: 交通安全啓発のためのポスター・標語コンテストの実施
日本の学校にて実施されている手法を用いた、参加実践型「交通安全教育プログラム(PPEP)」の準備として DMP 職員向けのトレーナー研修を実施
成果 2: 既存の交通事故のデータ収集・管理・分析方法の改良案の模索
事故予防対策に活かすための交通部の現場警察官による交通事故データの現場での収集に係る実践的な試行の開始
成果 3: 4つのパイロット・プロジェクト・コンセプトの提案(PP1:横断歩道の安全性向上、PP2:バス乗客の乗降の安全性向上、PP3:交通交番の機能向上、PP4:児童交通公園)
PP1 および PP2 の実施サイト選定のための検討
円滑な実施のためDhaka North City Corporation(ダッカ北市役所)との協議継続

今回のJCCでは、現在、交通安全啓発ポスター・標語コンテスト、事故データ収集などの活動がダッカ首都圏内にあるDivision(管轄区域)で実施されていることを受け、議長は、本プロジェクトへの理解を深める目的で各Divisionの長であるDeputy Commissioner(日本警視庁各方面交通担当本部長に相当)全員を招待しました。オープンディスカッションでは、Deputy Commissioner等から、現在、試験的にRamna divisionで実施されている事故データ収集をすべてのDivisionに展開してほしい等の要望がだされ、議長は、ダッカ市内全域で統一された基準で事故データの管理をすることで、正しく必要な情報を得ることができるようになること、これはDMPにとって大きなメリットになると活動展開への意欲を示しました。
議会の様子は、DMP広報部をはじめ、現地の複数メディアでも配信されました。(現地メディアリンク:https://www.deshrupantor.com/capital/2023/06/12/431831/, https://www.jagonews24.com/national/news/861610

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JICA本部 事業総括による本技プロへの期待を聞く会議参加者

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本邦研修に関する発表(Joint Commissioner (Traffic-North), DMP)

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記者のインタビューに応じる議長

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模型によるパイロット・プロジェクト説明