グローバル・ヘルス・プロフェッショナル教育会議(GHPEC)バンコク開催

2023年11月1日から2日にかけて、バンコクのアサウィン・グランド・コンベンション・ホテルでグローバル・ヘルス・プロフェッショナル教育会議(GHPEC: Global Health Professional Education Conference)が開催されました。会議のテーマは「将来のパンデミックに備えたプライマリ・ヘルス・ケア(PHC)プロフェッショナルの強化」で、ブルネイ、カンボジア、インド、インドネシア、日本、マレーシア、モルディブ、シンガポール、タイ、英国の10か国から300人以上が参加しました。
主催者のNational Health Professional Education Foundation(NHPE)は、GLO+UHCプロジェクトの支援を受け、専門職連携教育(IPE: Interprofessional Education)に関するWHO協力センターである群馬大学の李範爽教授を講演者およびパネリストとして招待しました。NHPE、群馬大学、GLO+UHCプロジェクトの三者は、プロジェクトのフェーズ1から緊密に連携してきました。2023年9月初旬に4日間のIPEトレーニングコースを開催した際も、李教授は主要講師の一人でした。
GHPECでは、李教授は "Advancing preventive interprofessional education for future pandemics "について講演しました。COVID-19以前のIPEと連携医療(CP: Collaborative Practice)について、そして、パンデミックがIPEやCPに与えた影響について紹介し、IPEとCPを通じて、学生が将来のパンデミックに対応できるよう準備する方法ついて説明しました。また、インドネシアのI Gede Putu Darma Suyasa教授、タイのWeerasak Putthasri助教授とともに、“How to sustain good practices of primary health care professionals post COVID-19”をテーマにしたパネルディスカッションに参加し、PHC専門家の強化におけるIPEの重要性を強調しました。
GLO+UHCプロジェクトは、タイで開催された国際大会であるGHPECを支援できたことを嬉しく思います。今後もNHPEと群馬大学がIPEで協力し、両国を越えてネットワークを拡大されることを願っています。

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