【看護】オルホン県すべての医療機関で新人看護師研修を実施するための協議会が開催されました。

2024年3月7日、オルホン県RDTCヘルスプロモーションセンターにてオルホン県保健局局長D.Sukhee氏、オルホン県RDTC看護研修担当専門官B.Erdenetsetseg氏、ウランバートル市から保健開発センター人材開発部長B.Otgonchimeg氏、看護卒後研修担当専門官U.Narantsetseg氏をはじめ、オルホン県の医療機関代表者ら23名が集まり、オルホン県での新人看護師育成や新人看護師研修実施に向けた組織間連携のあり方についての話し合いを行いました。

はじめに県保健局局長と人材開発部長から挨拶があり、プロジェクトの山本専門家からモンゴルの看護人材育成の動向についての発表がありました。続いて、新人看護師研修プログラム開発メンバーのオルホン県保健局看護担当専門官T.Enkhzaya氏とオルホン県RDTC看護師P.Erdenesuvdaa氏からオルホン県の新人看護師育成の現状と開発中の新人看護師研修プログラムについて発表がありました。その後、全体討論ではオルホン県の新人看護師全員に研修機会を提供するための具体的な方法について活発な意見交換を行い、様々なアイデアを共有することができました。

看護人材育成の活動において医療機関の枠を超えて連携体制を構築するのは初めての試みとなります。オルホン県RDTC研修部長B.Batsukh氏からは「私たちは医療従事者として新しいことに挑戦し続けることが大切です。皆が一つの目標に向かって協力しながら取り組むことで必ず道は開けます。最初から完璧を目指すことは難しいですが、やりながら改善していくことでより良いものを創り上げることができます。まずは全国モデルとなるようオルホン県からアクションを起こしていきましょう」と激励の言葉を頂きました。

今後は県保健局管轄の看護専門委員会が中心となり保健開発センターの支援を得ながらオルホン県すべての新人看護師が新人研修に参加できるよう県全体の協働計画を立案し、実施に向けた活動を進めることになりました。プロジェクトでは、看護専門職として新たな一歩を踏み出す新人看護師の研修機会を創出し、すべての新人看護師が自信と情熱をもって看護を実践できるよう保健省や保健開発センター、関係機関と協働しながらサポートしていきたいと思います。

引き続き、皆様のご支援を宜しくお願い致します。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
プロジェクトアシスタント ビンデリヤ

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参加者集合写真         

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活発な意見交換を行う参加者

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全体のまとめをする県保健局局長

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オルホン県RDTC研修部長(中央左)と看護研修担当専門官(右)とともに