豊田通商株式会社ガーナの車両組立工場にて5S-カイゼン活動モニタリングツアーを実施。

豊田通商株式会社ガーナ工場のご厚意で、当研究所のQuality Management System(品質管理)(以下、QMS)担当スタッフ計24名が車両組み立て工場の5S実践現場視察をさせていただきました。

この工場では2021年の開設以来、徹底した5S活動が行われていると伺いました。今回の現場視察の目的は、野口研のQMS担当者たちがその実践を見ることにより、これまでの講義や写真情報に加えさらに刺激を受け、5S活動の意義や実践に対する理解をより深め、当研究所内における実践活動の活性化を目指そうというもの。視察では、工場長の瀬古様から概要をお話しいただいた後、3組に分かれ、それぞれ工場のガーナ人スタッフ引率による視察が行われました。(写真1,2、3)

工場内には至るところに安全第一のための標語やポスターが掲示され、工具やスペアパーツなどがきちんと整理整頓されて所定の位置に置かれており、安全で働きやすい職場環境を作り出しています。野口研では管理職には個室が用意され、オフィスは部門ごとに分かれていますが、この工場事務所では、管理職も一般職員も、部門を超えて同じ一つの広いフロアに配置され、それが風通しの良い職場環境に繋がっているということにも驚きがあったようです。(写真4,5,6)

工場見学を経て、スタッフからは、5S活動が業務を効率化させ、生産性の向上につながることを実感した、無駄を省き商品の品質を向上させることが分かったなどの声が上がりました。チェックリストやツールの配置、使用したツールを元の場所に戻すための工夫、掲示板の活用など、明日からでも実践できそうなことを学ぶことができ、百聞は一見に如かず、スタッフの熱気が冷めぬうちに実践に取り組んでいきたいと思っています。(写真7)

写真1 瀬古工場長からの概要説明

写真1 瀬古工場長からの概要説明

写真2 安全第一のゲート  職員は毎朝ゲートを潜るときに「安全第一」と指さし確認を行うそう

写真2 安全第一のゲート  職員は毎朝ゲートを潜るときに「安全第一」と指さし確認を行うそう

写真3 工場内をラインに沿って視察

写真3 工場内をラインに沿って視察

写真4 使用したツールが必ず元の場所に戻ってくるよう工夫されたツールボックス

写真4 使用したツールが必ず元の場所に戻ってくるよう工夫されたツールボックス

写真5 整理整頓され所定の場所に配置されているツールボックス

写真5 整理整頓され所定の場所に配置されているツールボックス

写真6 キャビネットの中の物品が外からでもわかる

写真6 キャビネットの中の物品が外からでもわかる

写真7 見学を終えて完成した新車の前で。右壁には安全第一の標語とともに情報共有掲示板が配置されている。

写真7 見学を終えて完成した新車の前で。右壁には安全第一の標語とともに情報共有掲示板が配置されている。