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看護師・助産師の臨床実習の質向上プロジェクト

看護師・助産師の臨床実習の質向上プロジェクト

Project for Improvement of the Quality of Clinical Training of Nurses and Mid-Wives

実施中案件

国名: セネガル
事業: 技術協力
課題: 保健医療
協力期間: 2022年4月～2025年4月

プロジェクト紹介

セネガルでは、保健人材不足が深刻で、看護師、助産師の養成人数の増加が求められています。そんな中、当国の看護師・助産師養成校（以下、「養成校」）の臨地実習に関して、必要なツールやマニュアル等が整っていない、臨地実習受入機関の臨地実習実施能力不足、養成校と実習受入機関の実習運営管理体制が整っていない等の課題が挙げられています。
本事業は、ティエス州・ダカール州において、保健人材養成校と保健医療施設の連携強化等によって、看護師・助産師教育における臨地実習の実施体制の強化を図り、もってセネガル全体の臨地実習の実施体制強化に寄与します。

（１）上位目標
セネガルの看護師・助産師養成校が実施する臨地実習の実施体制が強化される。
（２）プロジェクト目標
直接介入州の養成校が行う看護師・助産師教育における臨地実習の実施体制が強化される。
（３）成果
成果１
直接介入州における教育機関と医療施設の連携が強化される。
成果２
教員及びインストラクターが、臨地実習の実施体制に関して訓練を受ける。
成果３
国内及び近隣諸国と臨地実習運営実施に関するグッドプラクティスと経験が共有される。

協力地域地図

看護師・助産師の臨床実習の質向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

評価結果

協力現場の写真

行政文書・教材草案作成ワークショップの様子(1) 全4回にわたる「行政文書・教材の草案作成ワークショップ」を実施し、臨地実習で使用する各文書の作成・改訂を支援。11の行政文書・教材の草案の草案を作成した。
行政文書・教材草案作成ワークショップの様子(2) プロジェクトが作成・改訂を支援しパイロットフェーズで使用される行政文書と教材。
パイロット研修の様子実習のグループワークの様子。参加者たちは演習を通じて臨地実習の実施手順について理解を深めた。
パイロット研修における臨時実習指導実習の様子(1) パイロット研修では保健医療施設での臨時実習指導の実習を行う。参加者は研修で学んだことを活かして、学生の指導にあたる。
パイロット研修における臨時実習指導実習の様子(2) 学生による乳児の身長の計測を観察する参加者。
パイロット研修における臨時実習指導実習の様子(3) 学生のサービス提供の観察後、観察結果を比較して結果をまとめる参加者。
パイロット研修における臨時実習指導実習の様子(4) 学生のサービス提供後、参加者が学生に対して、フィードバックを行う様子。
パイロット研修後のフォローの様子(1) 研修から2週間～1カ月後には、各パイロットサイトを訪問して、研修後の状況調査とフォローアップを行った。
パイロット研修後のフォローの様子(2) パイロットサイトの訪問時には、教材の活用方法について研修講師と学生による意見交換も行った。
州の協議枠組み（ティエス州）臨地実習の調整や実施体制の強化、質の改善を目的として、臨地実習の関係者による定期的な協議の場を全国と州レベルに設置。写真は第1回州の協議枠組み実施時の集合写真。