JICA理事長の視察受け入れ(2024年2月)

2024年2月15日(木)に、JICA田中明彦理事長がプロジェクトサイトであるアヌラダプラ県Kadiyangala(カディヤンガラ)地区を視察しました。

視察時の配布資料を作成するため、専門家チームはKadiyangala地区において対象農家の収入と技術習得度の追跡調査を行い、プロジェクト活動による効果を検証し、その結果を取り纏めました。理事長視察においては、Kadiyangala地区の担当普及員が農家グループの活動内容と成果を報告したほか、対象農家3名が市場ニーズに基づく作物選定と栽培の実施や、ジェンダー研修を通じた女性の意思決定機会の拡大、記帳による利益意識の変化など、プロジェクト活動を通して起きた変化について発表しました。また、トウガラシの展示圃場を視察し、プロジェクト活動を通じて新たな栽培技術が導入されていることを確認しました。

田中理事長からは、プロジェクトが順調に進んでいることを確認でき、今後も継続的にスリランカの農家の生計向上に貢献することを期待しているとコメントをいただきました。対象農家や普及員にとっては、田中理事長を含め視察団一行を受け入れたことを誇りに思い、今後の活動継続への大きなモチベーションとなったことと思います。専門家チームは、このモチベーションを絶やすことなくSHEP活動の輪を広げていけるよう引き続き尽力していきます。

JICA理事長と農家グループの集合写真(Kadiyangala, Anuradhapura)

JICA理事長と農家グループの集合写真
(Kadiyangala, Anuradhapura)

女性農家による活動内容の報告(Kadiyangala, Anuradhapura)

女性農家による活動内容の報告
(Kadiyangala, Anuradhapura)

JICA理事長によるスピーチ(Kadiyangala, Anuradhapura)

JICA理事長によるスピーチ
(Kadiyangala, Anuradhapura)