マルチセクトラルアプローチによる市食糧栄養安全保障委員会(COMUSAN)と県食糧栄養安全保障委員会(CODESAN)の年間計画づくりに向けたワークショップの開催(2023年11月9日)

グアテマラ国では、グアテマラ政府が掲げる栄養改善戦略(Gran Cruzada Nacional por la Nutrición 2020-2024)のもと、栄養改善を促進するための行動と戦略の実施において、政府、市民社会、民間企業、開発パートナー、NGOなど複数のセクターや関係者(アクター)間の連携を促進しています。
2023年11月9日、トトニカパン県の大統領府食糧栄養安全保障庁(SESAN)と本プロジェクトは、ラーニング・フォー・ライフ・プロジェクト(実施者:カトリック救援サービス)と栄養に関する国家情報プラットフォームプロジェクトフェーズII(実施者:熱帯農業研究・高等教育センター)の協力のもと、「マルチセクトラルアプローチによる市食糧栄養安全保障委員会(COMUSAN)と県食糧栄養安全保障委員会(CODESAN)の年間計画づくりに向けたワークショップ」を開催しました。

このワークショップは、CODESANとCOMUSANの2024年の年間計画において、複数のセクターや関係者(アクター)に共同責任者としての関与を促進することを目的としています。ワークショップには、CODESANとCOMUSANの参加組織である保健省、大統領府食糧栄養安全保障庁、教育省、社会開発庁、農牧食糧省、大統領府企画庁、市役所の代表など78名のアクターが参加しました。

ワークショップでは、栄養改善戦略の行動指針である「健康と栄養」、「健康的な食糧の入手可能性とアクセス」、「社会的保護」、「安全な水と衛生管理」、「社会・行動変容のためのコミュニケーション」ごとに実施される活動と責任機関が特定され、各機関の役割や協力体制が明確になりました。トトニカパン県SESAN代表のEsaú Guerra氏は、これまでCODESANや8つのCOMUSANを構成するすべての機関が一堂に会し、行動指針に基づいたセクター横断的計画を策定する機会はほとんどなかったと言いました。そして、このワークショップが国際協力の支援と技術援助のおかげで実現したことに感謝の意を述べました。

今後、CODESANやCOMUSANでは、このワークショップの結果をもとに、保健・栄養だけでなく、農業や水衛生、教育などの異なるセクターが連携して、一つのアプローチでは解決できない課題に対処するために、分野横断的でマルチセクトラルな視点から2024年の年間計画の作成に取り組みます。

トトニカパン県SESAN代表 Esaú Guerra氏による挨拶

トトニカパン県SESAN代表 Esaú Guerra氏による挨拶

ディスカッションの様子(トトニカパン市)

ディスカッションの様子(トトニカパン市)

グループ・ワークの様子(サン・アンドレス・シェクル市)

グループ・ワークの様子(サン・アンドレス・シェクル市)