第4回運営委員会の開催

第4回運営委員会がキチェ県(2024年3月6日)およびトトニカパン県( 3月12日)で開催されました。同会合には、ヘルスプロモーション・保健教育局、各県・市保健管区事務所、大統領府食糧栄養安全保障庁、JICAグアテマラ事務所、プロジェクト専門家などの計77名が参加しました。会議では、プロジェクトのこれまでの成果・進捗状況の確認を行い、保健医療従事者向け/コミュニティ人材1向けの研修の成果や母子栄養に関わる複数機関の協働的な取り組みなどについて報告が行われました。

保健医療従事者向け研修では、身体測定の技術、妊婦の栄養評価・母乳育児や補完食をテーマとした研修を実施しており、研修後には、研修を受けて技術向上した保健医療従事者による職場での技術伝達が行われ、業務を通した技術改善が図られています。また、コミュニティ人材向けの研修では、参加者が、健康な食習慣の重要性を再認識し、子どもにインスタント食品の代わりに野菜や果物を与えるようになったり、乳幼児健診のために子どもを保健医療施設に連れていくようになったりと、行動変容が見られています。母子栄養を改善するための促進要因となるマルチセクトラルな取り組みでは、複数のセクターや関係者(アクター)に共同責任者としての関与を促進することを目的としたワークショップが行われ、その結果、マルチセクトラルな視点から2024年の食糧栄養安全保障委員会の年間計画が策定されました。

会合の最後には、参加者から「プロジェクトの目標達成に向けて、ここにいる関係者全員が協力して取り組むことが必要である」といった力強い発言があり、今後の協力の重要性が確認されました。


1 コミュニティにおける母子栄養改善のためのPHCサービスの提供を支援する役割を果たす、機能しているコミュニティレベルの既存ボランティア。このコミュニティ人材には、保健委員会のメンバー、コミュニティ・ファシリテーター、コマドローナなどが含まれる。

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キチェ県での会合の様子1

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キチェ県での会合の様子2

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出席者との記念撮影(キチェ県)

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トトニカパン県での会合の様子1

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トトニカパン県での会合の様子2

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出席者との記念撮影(トトニカパン県)