森林減少および森林監視ツール利用ワークショップの開催(成果2)(2023年9月)

本プロジェクトの地方政府の森林モニタリング能力強化活動の一環として、「国家森林野生生物情報システム(SNIFFS)森林減少および森林監視ツール利用ワークショップ」を、8月22、23日にウカヤリ州プカルパ市、8月31日、9月1日にロレト州イキトス市にて開催した。目的は、プロジェクトが開発・改善を支援したこれらツールの機能と使い方の紹介・実習、これによる利用促進である。地方政府など森林モニタリングに関係する機関から約30名が参加した。

ワークショップではまず、森林減少検出ツールの概要、Webサイトへのアクセス、森林減少検出の方法論について説明し、次に、参加者のPCやスマートフォンを利用、ユーザ登録、データの検索や登録方法、ツールによる森林減少の検出方法や結果の取得方法等、一連の機能の実習を行った。更に、ツールの利便性向上のための改善案を紹介し、これに対する参加者の意見を確認した。改善案は、例えば、ツールの森林減少検出結果と、保護区や生産林地区場所など州政府所有のデータとの比較を可能とし、違法伐採監視作業を容易にすることなどである。また、上記の実習を通じ、利用者が使い方にとまどう部分など新たな改善点を把握することもできたため、今後はこれらも踏まえ、利便性を改善していく。併せて、ユーザー・マニュアルも充実させ、利用の促進を図っていく。

プロジェクトでは、今回もワークショップとフィードバック取得、改善を繰り返していく予定である。

プカルパ市でのワークショップ (2023年8月22日、23日)

プカルパ市でのワークショップ
(2023年8月22日、23日)

【画像】

イキトス市でのワークショップ (2023年8月31日、9月1日)

イキトス市でのワークショップ
(2023年8月31日、9月1日)