下水道整備のための包括的マスタープラン策定プロジェクト
The Project for Master Plan Study on Comprehensive Sewage System Development
実施中案件
- 国名
- フィリピン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2024年10月~
プロジェクト紹介
フィリピン中部に位置するメトロセブは、セブ市を含むフィリピン第2の都市圏ですが、経済発展に伴い、都市人口が急増しているものの、下水道をはじめとした衛生施設が十分に整備されておらず、河川や沿岸域、地下水の汚染や、それに伴う住民の健康被害が問題となっています。メトロセブは観光への経済依存度が大きく、持続的な開発の実現のためにもこれらの課題の解決が重要です。
本事業は、メトロセブにおいて、汚水の集中型及び分散型処理並びに腐敗槽汚泥処理を含めた下水道整備のための包括的なマスタープラン(包括的M/P)の策定、下水道整備事業のための資金調達手法の提案及び優先プロジェクトのプレ・フィージビリティ調査(Pre-F/S)を行うことにより、同地域の衛生改善及び水質汚濁対策に寄与する。
【上位目標】
メトロセブにおける包括的M/Pに基づき事業が実施されるとともに運営・維持管理体制が構築され、同地域の衛生環境及び水質汚濁が改善される。
【成果】
成果 1:メトロセブにおける包括的M/Pを策定するにあたり必要な基礎情報が整理される。
成果 2:メトロセブにおける汚水の集中型及び分散型処理並びに腐敗槽汚泥処理を含めた包括的M/P が策定される。
成果 3:包括的M/Pで選定された優先プロジェクトの資金調達手法が提示される。
成果 4:包括的M/Pで選定された優先プロジェクトのPre-F/Sが実施される。
成果 5:MCWDの汚水管理に係る計画策定能力が強化される。