バリューチェーンの強化を通じたコメ振興プロジェクト
Project for Irrigated and Rainfed Rice Development by Reinforcing Value Chain
実施中案件

- 国名
- カメルーン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2022年10月~2027年9月
プロジェクト紹介
カメルーンでは、コメ消費量が国内生産量を上回るため、輸入に頼る状況が続いています。かかる状況を踏まえ、同国政府は、農業生産性向上、農業、畜産、水産養殖の近代化、農産品の輸出振興を通じた農業近代化や自給達成、を掲げ取り組んでいます。これらは一定の成果を得た一方で、陸稲よりも生産性の高い灌漑水稲の強化や生産のみならず流通、販売も含めたコメのバリューチェーン全体の強化の必要性、更に地域の多様性を考慮した戦略的なコメ振興の必要性といった課題も残されています。
本事業は、カメルーンにおいて陸稲、天水水稲、灌漑水稲を生産している対象地域の農家に種子生産、栽培技術、品質向上、販売促進等の支援を提供し、また関係政府機関の能力強化を行います。これにより、生産から加工・販売までのコメバリューチェーン全体を強化します。
【上位目標】
(関係政府機関による努力の継続により)対象地域においてコメの生産と販売が増加する。
【プロジェクト目標】
関係政府機関(MINADER、UNVDA)の能力の強化を通じて、対象農家に由来するコメの生産と販売が増加する。
【成果】
成果1
効果的なプロジェクト戦略の策定のために、対象地域におけるコメ栽培と販売に関する現状とニーズが明らかになる。
成果2
農家が品質の良い種子を入手しやすくなる。
成果3
コメの実用的な栽培方法がより多くの農家に普及される。
成果4
白米の品質が向上する。
成果5
対象農家が生産したコメの販売促進のための方策が実践される。
成果6
コメ普及の知識・経験が国内及び中部アフリカ地域の主要な関係者の間で共有される。