包括的 BDS 提供システムの展開を通じた企業競争力強化プロジェクト

カメルーンは、2030年に向けて平均8.1%の経済成長率を目標に掲げています。経済成長の主要な担い手である民間企業のうち99.8%は中小企業ですが、資金調達等の従来の課題に加え、新型コロナウイルス感染症による市場の縮小、ウクライナ情勢による原材料価格の高騰、国際物流の停滞等の影響で経営が弱体化しています。このため、中小企業の経営改善と競争力強化が喫緊の課題となっています。

本事業は、カメルーン全国において、カイゼン／ビジネス開発サービス（BDS）を提供する官民人材の継続的育成のための仕組み構築、カイゼン／BDS提供の促進強化、近隣諸国へのカイゼン／BDSの重要性の共有を行います。これをもって、中小企業の競争力強化を目指します。

（１）上位目標：
カイゼン／BDSへのアクセス向上によりカメルーンの中小企業の競争力が強化される。
（２）プロジェクト目標：
質の高いカイゼン／BDS の提供がカメルーン全国で強化される。
（３）成果：
成果１：カイゼン／BDS を提供するための官民の優秀な人材を継続的に育成する仕組みが全国で構築される。
成果２：認定コンサルタントによるカイゼン／BDS の提供がカメルーン全国で強化される。
成果３：質の高いカイゼン／BDS の提供を強化するための促進活動がカメルーン全国で推進される。
成果４：カイゼン／BDS の重要性が近隣諸国で共有される。