都市廃棄物の適正管理に向けた能力向上プロジェクト
Project for Capacity Development of Municipal Solid Waste Management
実施中案件

- 国名
- インドネシア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 都市開発・地域開発
- 協力期間
- 2024年2月~2028年2月
プロジェクト紹介
インドネシアでは、人口の増加や経済成長に伴い廃棄物発生量が大幅に増加している一方、都市廃棄物収集サービスへのアクセス率は依然として低い状況が続いています。また、処分場に運ばれた廃棄物もオープンダンピング(ごみをそのまま投棄すること)が主流となっており、衛生的な処理が十分に行われず、悪臭や害虫、有毒ガス発生などの環境問題、浸出水による表流水・地下水汚染が原因となった近隣住民の健康被害等が大きな社会問題となっています。
本事業は、レゴックナンカ廃棄物発電事業の実施準備が進められているプロジェクト対象州<西ジャワ州の対象6市県(バンドン市、チマヒ市、バンドン県、西バンドン県、スメダン県、ガルト県)>及び地方自治体において、定量分析に基づく廃棄物管理計画立案・実施・モニタリング・評価能力強化等を行うことにより、新しい廃棄物管理サイクルの確立を図り、もって廃棄物管理サービスの改善を目指します。
【上位目標】
プロジェクト対象州及び市県政府で新しい廃棄物管理サイクルを踏まえ、廃棄物管理サービスが改善される。
【プロジェクト目標】
プロジェクト対象となる地方政府において、新しい廃棄物管理サイクルが確立される。
【成果】
成果 1
プロジェクト対象州及び市県政府において、廃棄物管理事業サイクルにおける、定量的な分析に基づく、ビジョンと財政計画を伴う廃棄物管理計画を立案する能力が強化される。
成果 2
廃棄物管理における、大規模な廃棄物処理施設の設計・建設・運営・維持管理(O&M)にかかる契約監理を含め、計画に基づく廃棄物管理活動を実施する能力が強化される。
成果 3
廃棄物管理事業サイクルにおける、正確なデータに基づく廃棄物管理活動のモニタリング及び業績評価システムに関する能力が強化される。
成果 4
中央政府から地方政府に対する財政面を含めた安定した支援制度案もしくは改善案が作成される。