大洋州エネルギートランジションプロジェクト(広域)
Project for Energy Transition in the Pacific Islands Countries
実施中案件

- 国名
- 大洋州地域
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 協力期間
- 2024年3月~
プロジェクト紹介
国土が狭くかつ散在している大洋州地域の島嶼国の多くは、一系統あたりの電力需要が小さく、エネルギー資源も乏しいため、主要な電力エネルギー源として、輸入燃料(主にディーゼル)に大きく依存しています。輸入燃料の調達については、主要供給元からの輸送コストが高く、2022年のウクライナ危機を受けた燃料価格の高騰等に見られるとおり脆弱性も高いため、エネルギーセキュリティの観点から輸入燃料からの脱依存が最大の課題の一つとなっています。
本事業は、対象5か国において、電源計画及び系統計画、需要家側対策に係る能力強化を行うことにより、エネルギートランジションの推進を図り、もってエネルギー分野の脱炭素化に寄与するものです。
【上位目標】
エネルギートランジションの推進によってエネルギーセクターにおける脱炭素化が促進される。
【プロジェクト目標】
電源計画及び系統計画の観点からエネルギートランジションが促進される。
【成果】
成果1
最適電源計画に係る能力強化を通してエネルギートランジションに係る理解が深まる。(フィジー、ツバル、サモア、ミクロネシア、パラオ)
成果2
系統安定化対策及び最適投資を考慮した系統計画の手法が確立される。(フィジー、サモア、パラオ)
成果3
系統安定化対策としての需要家側対策の導入が促進される。 (フィジー、ミクロネシア)
成果4
持続可能な地域研修体制が強化される。 (フィジー)
成果5
ハイブリッド発電システムが改善される。 (ツバル、サモア、ミクロネシア、パラオ)