サイバーセキュリティ能力向上プロジェクト
Project for Improvement of Cyber Resilience
実施中案件
- 国名
- カンボジア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 情報通信技術
- 協力期間
- 2023年5月~
プロジェクト紹介
カンボジアでは、2030年の中所得国入りを目指し、様々な政策を推進しています。その中でも社会の全てのセクター(国家・市民・企業)においてデジタル技術の導入により、デジタル経済、社会の構築に力を入れています。郵政通信省(MPTC)は「デジタル政府政策」(2022-2035)を策定し、行政のデジタル化を通じた質の高い公共サービスの提供を通じて、市民の生活の質向上を目指しています。しかし、その体制及び能力は、日に日に高度化するサイバー攻撃に対応するためのスキルや最新技術に関する知識が十分に備わっておらず、政府省庁や関連機関からサイバーセキュリティ人材と基礎的な能力の不足が指摘されています。
本事業は、MPTC内のICTセキュリティ局を中心にサイバーセキュリティ能力向上のための研修やセミナーを提供し、同局とCII産業や他の政府省庁間のサイバーセキュリティに関する組織間の連携を強化します。これによって、ICTセキュリティ局のサイバーセキュリティ能力向上を図り、もってカンボジアにおける デジタル社会のサイバーセキュリティ・レジリエンスの強化を目指します。
(1) 上位目標:カンボジアにおけるデジタル社会のサイバーセキュリティ・レジリエンスが強化される
(2) プロジェクト目標:ICT セキュリティ局のサイバーセキュリティ能力が強化される
(3) 成果
成果1:CSIRT サービスの提供能力が改善される
成果2:関係機関(他省庁)・CII事業者や、一般国民等におけるサイバーセキュリティの活動が促進される
成果3:サイバーセキュリティを強化するために必要な法律・規制・標準等が特定される