上部消化管内視鏡出張指導

現在、ブータン国内で上部消化管内視鏡を実施している医師は全国で21名、医療機関は10ヶ所です(2024年3月現在)。プロジェクトでは、Train-the-trainer (TTT)やワークショップの開催、国立中央病院(JDWNRH-Thimphu)派遣の日本人医師による内視鏡技術研修を通じた人材育成を実施することで、適切な検査・診断・治療を提供できる体制を強化しています。

技術研修は日本人医師が派遣されている国立中央病院(JDWNRH)で実施されていますが、他県の病院では医師数が限られており、ワークショップへ全員が参加することは出来ません。そのため、プロジェクトでは上部内視鏡を実施しているブータン人医師の上部内視鏡技術の向上をめざし、日本人医師による出張指導を始めています。短期間の指導ではありますが、他県のブータン人医師からは、マンツーマンで指導をうけるため非常に分かりやすく、とても貴重な時間であるとの感想が聞かれています。

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2023年3月
水上 一弘 大分大学医学部付属病院 
Central Regional Referral Hospital (Gelephu-Sarpang県)

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2023年8月
木澤 温子 大阪国際がんセンター (写真向かって左) 
上堂 文也 大阪国際がんセンター (写真向かって右から2番目)
八尾 建史 福岡大学筑紫病院   (写真向かって左から3番目)
山岡 吉生 大分大学医学部     (写真向かって右から3番目)
Tsirang District Hospital (Damphu-Tsirang県)

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2023年9月
山岡 吉生 大分大学医学部 
Phuenthsoling General Hospital (Phuenthsoling-Chhukha県)

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2023年11月
宮岡 正喜 福岡大学筑紫病院 
Mongar Regional Referral Hospital (Mongar県)

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2024年1月
藤本 裕大 大阪国際がんセンター 
Samtse General Hospital (Samtse県)

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2024年2月
鹿子嶋 洋明 大分大学医学部付属病院 
Wangdicholing General Hospital (Jakar-Bumthang県)

※山岡教授のお名前の「よし」は漢字で「土のしたに口」と記載しますが、当ホームページでは同文字に対応していないため、「吉」で代用させていただきます。