モンゴル日本病院における病院運営及び医療人材教育機能強化プロジェクト

2019年に無償資金協力により整備されたモンゴル日本病院（日モ 病院）は、モンゴル国立医科大学の付属病院として、高次医療サービスの提供拠点であると同時に、「教育病院」として将来的に教育、研究拠点としてモンゴルの医療サービスの向上に貢献することが期待されています。一方で、医療従事者及び医学生のための臨床教育・研修を提供する場としての機能に関しては、指導人材 育成や、基準・制度・院内プログラムの整備が十分に実施されていません。

本事業は、日モ病院において、３つの成果（教育病院としての研修管理能力強化、長期・短期運営計画を策定するのに必要な運営能力強化、計画に基づき、医療サービスが提供されるための医療部門の機能強化）の実現を目指した活動を行います。これによって、安定的な病院運営と研修の実施体制の強化及び質の向上を図ります。

（１） 上位目標：日モ病院が自ら策定する長期・短期運営計画に基づき病院が運営され、教育病院としての機能を果たしている。
（２） プロジェクト目標：日モ病院において安定的な病院運営が行われ、研修の実施体制が強化及び質の向上が図られる。
（３） 成果
成果１：教育病院としての研修管理能力が強化される。
成果２：教育・研究を含めた日モ病院の長期・短期運営計画を策定するのに必要な運営能力が強化される。
成果３：日モ病院の長期・短期運営計画に基づき、医療サービスが提供されるための医療部門の機能が強化される。