基礎教育の質の向上支援プロジェクト
The Project for the Improvement of Basic School Education
実施中案件

- 国名
- ネパール
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 教育
- 協力期間
- 2024年6月~
プロジェクト紹介
ネパール教育科学技術省は、学校教育セクター計画(2022/23~2031/32年度)において、教育の質の強化を主要課題の一つとして、教員の職能開発(Teacher Professional Development:TPD)、地方政府(Local Government:LG)による教員への継続的な支援体制の構築を掲げ、州・LG・学校の各レベルにおける教員研修の枠組みを設けている。しかし、その研修実施体制の整備が必要であること、2019年に導入された新カリキュラム(統合カリキュラム)への教員の理解が十分でないこと等の課題があります。
本事業は、ネパール全国において、学校現場で継続的な教員職能開発の支援体制の整備や人材強化に取り組み、授業改善に向けた好事例を全国で共有します。特に、基礎的な算数能力の向上は喫緊に取り組むべき課題として位置づけられているため、低学年算数のカリキュラム実践の強化を図ります。これをもって基礎教育課程の児童生徒の基礎レベルの算数 の学びの改善を目指します。
【上位目標】
児童生徒の基礎レベルの算数の学びが改善される。
【プロジェクト目標】
TPD 活動を通して、低学年算数カリキュラムの実践が強化される。
【成果】
成果1
統合カリキュラム実践状況が調査・分析される。
成果2
TPD フレームワークに沿った統合カリキュラムに関する教員研修の普及がハイブリッド形式で促進される。
成果3
LGの支援のもと算数に重点をおいた低学年の授業改善のための学校レベルのTPD活動が継続的に実施される
成果4
算数基礎学力の向上に向けて、低学年授業改善のためのTPD活動に関する好事例や教訓が全国的に共有される。