南西太平洋島嶼国における広域火山災害リスク軽減プロジェクト
The Project for Disaster Risk Reduction of Widespread Volcanic Hazards in Southwest Pacific Countries
実施中案件

- 国名
- 大洋州地域
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2024年4月~
プロジェクト紹介
本事業の対象国であるフィジー、バヌアツ、トンガでは、環太平洋沈み込み帯に位置する地理的特性から周辺海域を含む地域で頻繁に地震が発生し、海底火山を含む多くの火山が存在しています。こうした海域火山由来の広域的な噴火災害リスクの低減のためには、海域火山活動に関する知識や情報を拡充することは必要であり、対象国でのこれまでの噴火・津波の痕跡を調査・解析することも求められます。
本事業は、噴火シナリオとハザードマップの作成・更新、火山津波のハザード調査を通じた火山津波のハザードマップの作成・更新、開発された火山監視手法及び火山性津波(地震性も含む)警報標準手順の草案の共有による三か国のネットワーク強化等を行います。広域噴火災害のリスクを軽減するための基盤の確立を図り、もって南西太平洋諸国における海域火山噴火による広範な災害リスクの軽減を目指します。
【上位目標】
南西太平洋諸国における海域火山噴火による広域災害リスクが軽減される。
【プロジェクト目標】
三か国連携により、トンガ、バヌアツ、フィジーの海域火山による広域噴火災害のリスクを軽減するための基盤が確立される。
【成果】
成果1
噴火シナリオとハザードマップが作成・更新される。
成果2
火山津波のハザード調査を通じて火山津波のハザードマップが作成・更新される。
成果3
開発された火山監視手法及び SOP草案を共有することで、三か国のネットワークが強化される。
成果4
関係機関によるハザードマップの理解と活用が促進される。
成果5
地元の大学において、火山学や火山リスク軽減に関する教育プログラムが開発される。