衛星データ・領域化学輸送モデルを用いた大気汚染評価システムの開発と大気汚染および室内空気汚染対策に関する新拠点の形成
The Project for Development of a Satellite Data- and a Regional Chemical Transport Modeling-based Air Pollution Assessment System and Formation of a Research Center for Air Pollution Studies
実施中案件
- 国名
- キルギス
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 環境管理、保健医療
- 協力期間
- 2025年4月~2030年4月
プロジェクト紹介
キルギスでは近年、各家庭の暖房用の石炭から排出される煙や、道路交通等により大気汚染が進行しており、首都ビシュケクの大気汚染は世界第2位です。呼吸器疾患、肺がん、循環器系疾患等への影響から大気汚染による健康負荷が増大しており、年間死亡者の約12~13%が大気汚染に起因し、若年層(~34歳)では非感染性疾患の死因に占める割合が約4割で、家庭内空気汚染の影響も問題となっています。こうした状況を踏まえ、キルギス水文気象局が大気汚染のモニタリングを実施していますが、広範囲の領域において大気汚染を正確に測定または推定するための体制整備や、十分な測定データの入手、欧州連合(EU)のモニタリング要件を満たしていない等、量及び質ともに課題がみられる状況です。
本事業では、衛星データを用いた大気汚染評価システムや領域化学輸送モデルを用いた大気汚染評価予測システムの開発、健康・経済影響の評価システムの開発、大気汚染・家庭内空気汚染に関する実態やその対策に資する科学的知見の拡充・蓄積・周知等を通じ、オシュ国立大学の大気汚染・家庭内空気汚染研究における拠点としての機能が強化され、大気汚染・家庭内空気汚染の健康・経済への影響が可視化されることで、これらに対する関係省庁及び国民の意識向上を目指すものです。
【上位目標】
大気汚染・家庭内空気汚染に対する関係省庁や国民の意識・知識が向上する。
【プロジェクト目標】
オシュ国立大学の大気汚染・家庭内空気汚染研究における拠点としての機能が強化される。
【成果】
成果1:衛星データを用いた大気汚染評価システムが開発される。
成果2:領域化学輸送モデルを用いた大気汚染評価予測システムの開発及びインベントリ整備がなされる。
成果3:大気汚染による健康・経済影響の評価システムが開発される。
成果4:家庭内空気汚染の対策に資する科学的知見が拡充・蓄積される。
成果5:本研究で明らかにする大気汚染・家庭内空気汚染に関する実態やその対策に資する科学的知見が国民及び関係者に周知される。
協力地域地図

