洪水被害インフラ緊急復旧計画

2021年の断続的な豪雨により、首都ディリは大部分が冠水し、道路・橋梁、河川護岸、給水施設を含む基盤インフラに大きな被害が生じました。特に当国の主食であるコメの主要産地であるマナツト県、ボボナロ県等においては、灌漑施設が被害を受けており、灌漑用水の供給と安定的な米の生産が困難となっています。また、土砂崩れ・地滑りにより地方と都市間の移動が困難となり、被災状況の把握に未だ支障が生じています。本事業は、首都ディリ及び地方部において、洪水・土砂崩れにより甚大な被害を受けた基盤インフラ及び農業インフラを迅速に復旧することにより、首都の公共サービス及び地方部の農業生産基盤の回復を図ります。もって同地域の生活基盤・経済の回復と発展を目指します。

① 事業の目的：本事業は、首都ディリ及び地方部において、洪水・土砂崩れにより甚大な被害を受けた基盤インフラ及び農業インフラを迅速に復旧することにより、首都の公共サービス及び地方部の農業生産基盤の回復を図り、もって同地域の生活基盤・経済の回復と発展に寄与するもの。
② 事業内容
１） 施設、機材等の内容
【施設】護岸道路の復旧（約 120m）、取水堰の復旧（1ヵ所）、灌漑施設の頭首工の復旧（2ヵ所）、灌漑水路の補修（幹線水路約 108m）
２） コンサルティング・サービス／ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、調達及び施工監理、環境影響評価等