王立感染症センター建設計画

The Project for the Construction of Royal Centre for Infectious Diseases

実施中案件

王立感染症センター建設計画
国名
ブータン
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
保健医療
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2022年9月
供与額
29.9億円

プロジェクト紹介

国立感染症病院としての機能を有するギダコム病院は建設から50年以上が経過しており、建物の老朽化により、院内感染防止のための換気設備が整っていないなど、感染症の適切な診断・治療に必要な施設・設備・機材が十分でない状況にあります。また、同病院は人材育成の拠点として機能することが求められていますが、そのための設備や機材が十分に整備されていないため、臨床教育など人材育成の機会が提供できていない状態です。
本事業では、ギダコム病院に隣接し、その感染症診断・治療拠点の機能を移管する形で、新たに保健省直轄の感染症専門病院として王立感染症センターを建設し医療機材を整備します。

① 事業の目的
本事業は、ティンプー県において、王立感染症センターの建設及び医療機材を整備することにより、感染症に対する治療の質の改善及び感染症対策の知見を有する人材育成拠点の構築を図り、もって感染症対策の強化を通じたブータンの持続可能な成長に寄与するもの。
② 事業内容
ア)施設、機材等の内容
【施設】病棟、外来部門、診断部門、研修部門、管理部門等
【機材】感染症の診断・治療に必要な機材(デジタル X 線撮影装置 、ポータブル X 線撮影装置 、超音波診断装置、ポータブル超音波診断装置、患者監視装置、人工呼吸器、気管支鏡、血液培養分析装置、抗酸菌培養検査装置、遺伝子解析装置 等)
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、施工・調達監理、院内感染予防のための設備・機材の運営・維持に対する技術支援等
ウ)調達・施工方法
施設は本邦企業が施工。機材は原則として日本製品の調達を対象とするが、日本では製造されていないもしくは製造業者が限られている一部の医療機材に関し、第三国製品から調達する。
放射線機器、検査機器など高額かつ故障により病院機能に大きく支障をきたす一部機材につき、1 年間のメーカー保証期間を含む最大計 5 年間の保守契約を付帯。

協力地域地図

王立感染症センター建設計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 既存のギダコム国立感染症病院の分娩室 

  • 既存のギダコム国立感染症病院の産科診療スペース 

  • 既存のギダコム国立感染症病院の観察室 

  • 既存のギダコム国立感染症病院の検査室 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

関連記事等

関連記事等はありません。