スイラケディマ新世代漁港整備計画
The Project for the Development of the New Generation Fishing Port at Souiria K`dima
実施中案件
- 国名
- モロッコ
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 水産
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2025年2月
- 供与額
- 25.05億円
プロジェクト紹介
モロッコにおいて、水産セクターは重要な産業です。漁業生産量は、2019年に約146万トン(アフリカ第一位)で、その94%は沿岸を中心とする零細漁業(VDP,3トン以下の漁船を操業する)によるものです。スイラケディマ零細漁港は、VDPに位置づけられ、1998年にJICAの無償資金協力を通じて建設されました。その活用状況は良好ですが、同国政府による零細漁業振興政策の結果、漁船数が、建設当時の想定数150隻に対し現状約380隻まで増加し、施設が飽和状態のため、安全な航行や施設の適切な利用に支障をきたしています。また、同港は、海外輸出用の高単価の漁獲物取扱割合が高いにもかかわらず、既存卸売施設の空調・冷蔵設備が未整備なため適切な品質管理が難しい状況にあります。さらに、国内外の旅行客が年々増加していますが、観光/一般客を対象とした休憩スペース・カフェや屋内での水産物小売環境が無いため、安全で衛生的な観光ニーズの取り込みが出来ていません。
本事業は、スイラケディマ零細漁港において、施設・機材の拡充を行うことにより、同港の鮮魚取扱能力及び漁船収容能力の向上並びに観光連携機能を付加する多機能化を図り、もって同港及びその周辺の経済活動の強化・多様化に寄与するものです。
【事業の目的】
本事業は、スイラケディマ零細漁港において、施設・機材の拡充を行うことにより、同港の鮮魚取扱能力及び漁船収容能力の向上並びに観光連携機能を付加する多機能化を図り、もって同港及びその周辺の経済活動の強化・多様化に寄与するもの。
【事業内容】
1)施設、機材等の内容:
【施設】防波堤新設(70m)、水揚岸壁新設(70m)、護岸新設(222m)、高度衛生区画新設(約4,000㎡、うち卸売市場新設(1,140㎡)含む)、既存防波堤延長(30m)、観光用テラス新設(45㎡)、船置場拡張(約1,000㎡)
【機材】製氷機
2)コンサルティング・サービスの内容:
詳細設計、入札補助、施工監理、ソフトコンポーネント(新しい経済活動のための組織能力強化、施設・設備・機材の運営維持管理体制確立)
3)調達・施工方法:
建設用資材について、基本的には現地調達とする。現地調達が可能であっても、種類が少なく、かつ数量も限られている資機材、適切な品質や納期が確保できない資機材については、日本あるいは第三国での調達との比較検討を行う。なお、対象サイトまでの輸送費は日本側で負担する。
協力地域地図

