キガリ市中央北部における給水サービス改善計画

首都キガリ市の水道普及率は約34%となっており、浄水場の処理能力や送配水能力の不足、漏水による給水量の不足、不適切な給水圧等により各家庭に十分な水量が供給されず、給水制限も頻発しているという現状が挙げられます。本事業は、キガリ市中央北部地域において、送配水施設を整備、更新することにより、水圧の適正化や漏水量の削減を通して安定的な水供給を図ります。これをもって同地域住民の生活環境の改善を目指します。

① 事業の目的
本事業は、キガリ市中央北部地域において、送配水施設を整備、更新することにより、水圧の適正化や漏水量の削減を通して安定的な水供給を図り、もって同地域住民の生活環境の改善に寄与するもの。

② 事業内容
ア）【施設】配水池（1 カ所）、高架水槽（1 カ所）、減圧弁（2 カ所）、減圧水槽（4 カ所）、送水管改修（仕切弁と空気弁、排水設備）、送水管（約 1.8km）、配水本管（約 63km）、配水支管及び給水管（約70km）、常時監視モニタリングシステム（流量計 20 カ所、水位計 9カ所、付帯電気・通信設備、既存モニタリングシステムの拡張）等
【機材】配水支管及び給水管（約 168km）、水道メーター（約 7,500件）、配水支管・給水管接続用機材（2 セット）等

イ）コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
コンサルティング・サービス：詳細設計、入札補助、施工・調達監理等ソフトコンポーネント：配水支管・給水管の施工と施工監理についての支援、常時監視モニタリングシステムの運用と保守についての支援