西岸地区における消防機材整備計画
The Project for the Improvement of Fire Equipment in the West Bank
実施中案件

- 国名
- パレスチナ
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- ガバナンス
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2024年9月~2029年12月
- 供与額
- 12.08億円
プロジェクト紹介
パレスチナのヨルダン川西岸地区(西岸地区)では、火の不始末や放火、家電事故等を主な原因として年間約1万件の火災が発生しています。一方で、パレスチナ自治政府の慢性的な財政不足による消防車両の不足と老朽化は、適時・適切な消火・救助活動を妨げ、被災規模を拡大させる要因となっています。加えて、旧市街地を含む都市部の道路では細街路や狭小な路地で結ばれており、消防車の進入が困難であるばかりでなく、未舗装道路が多いために走行が困難な状況にあります。
本事業は、西岸地区の3県(ジェニン県、ラマッラ・アル=ビーレ県及びトゥルカレム県)において、消防機材等を整備することにより、消火及び救助活動能力の向上を図ります。これをもって行政の質の向上及び災害リスクの軽減に寄与するものです。
【事業の目的】
本事業は、西岸地区の3県(ジェニン県、ラマッラ・アル=ビーレ県及びトゥルカレム県)において、消防機材等を整備することにより、消火及び救助活動能力の向上を図り、もって行政の質の向上及び災害リスクの軽減に寄与するもの。
【事業内容】
1)施設、機材等の内容
【機材】水槽付消防車(3,000L、ダブルキャビン)14 台(搭載資機材を含む)。
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、調達監理に加え、ソフトコンポーネントでは①安全性を確保しながら、個々の隊員および単隊による消防・救助資機材の操作要領の習熟度を高めるとともに、②複数の消防署・部隊間における連携した消火・救助活動能力の向上に係る技術支援を行う。